さて、2020年はどこから始めようか?今年はまずオーストラリアの山火事を支援するためにみんなが集まってくれた。それにスーパーボウルのハーフタイムショーではJ.LoとShakiraが素晴らしいパフォーマンスを披露してくれて、良いスタートを切れたと思う。でも残念なことにその後、少し陰りが見え始めたね。この1年、短い期間に実に多くのことが起きた。人種的不公平や政治的な分裂、新型コロナウイルスの世界的流行などが次々と起きて、人間性についてゆっくり考えることを忘れてしまいがちだった。でも、いつだって光をもたらしてくれるものが、音楽。音楽は人々の心にたくさんの感情を引き出すことができるんだ。歌詞が懐かしい思い出を蘇らせてくれたり、サウンドが心を揺さぶったり、歌声が心を和ませてくれたりもする。さて、今回は10人のミュージックスーパーバイザーたちに集まってもらって2020年のお気に入りアルバムを選んでもらい、さらにプレイリストも作ってもらいました。まずは自分自身から始めようか。2021年がポジティブで価値のある1年になりますように!
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Artist: Dove
Album: The Universal Want
Track: Carousels
Twitter: @dovesmusicblog
マンチェスター出身のバンドDovesは、シングル「Caught by the River」に続いてリリースされた2002年のアルバム「The Last Broadcast」で全英アルバムチャート1位を獲得し、 2000年代にはそのキャリアの最高潮に達していた。ヴォーカルとドラムを担当するジェズとアンディのウィリアムズ双子兄弟、そしてベースのジミ・グッドウィンが率いるこのトリオが2010年に活動を休止することを決定した当時は、世界各国でコンサートチケットが完売。そして9年間にも及んだ休止期間を経て、ついに10年ぶりのアルバム「The Universal Want」をリリース。ニューシングル 「Carousels」を初めて聴いた瞬間に、僕は彼らのカムバックを確信したよ。シューゲイザーのエネルギーと絶望からの希望を歌ったこの曲は、PitchforkやRolling StoneやStereogumからも大絶賛。
Top 10 Albums of 2020
1. Doves – The Universal Want
2. Tame Impala – The Slow Rush
3. The Republic Tigers – Mind Over Matter
4. Tita – Todo Es Mental
5. Fleet Foxes – Shore
6. Hannah Georges – All That Emotion
7. Christian Jean – Cararsis
8. Stella Lennon – Three. Two. One.
9. Soccer Mommy – Color Theory
10. Nada Surf – Never Not Together